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2014/02/21

第三十回 「四国こんぴら歌舞伎大芝居」

さあさあ

春の訪れとともに

 

 

 

第三十回記念

 

「四国こんぴら歌舞伎大芝居」

 

26年4月5日(土)

から

20日が千穐楽

 

 

今年は

市川染五郎丈が

金丸座での座頭としてお目見え

 

 

演目は・・・・

 

 

菅原伝授手習鑑

 
加茂堤
車引
寺子屋
 
 
女殺油地獄
 
 
近松門左衛門が

享保六年に書いた世話物で

金に困った油屋の息子が

同業の女房お吉を殺して処刑された事件を題材にした浄瑠璃

 

 

その後、明治になって歌舞伎として上演


 

与兵衛は感情の赴くまま行動する青年で

表面は強がっていても根は気弱な性格

すぐカッとなる与兵衛の人間像は

彼の家庭環境、複雑な事情から形成されており

近松の人間観察の厳しさが表れてます


放蕩息子の与兵衛は

借金を作り、自らの喧嘩の不始末により

伯父森右衛門が職を辞することとなりますが

あいかわらずの放蕩三昧

 

実は父・徳兵衛は

主人亡きあとに婿に入った義理の父親で

甘やかして育てたのが災いと・・・

 

 

ついに、与兵衛は家を追われ

同業の油屋豊嶋屋のお吉の元で

父、母の自分へのやさしい思いを痛感し

父に迷惑をかけたくないという思いが・・・

 

 

しかし

 

お吉に更なる借金の無心を断られると

ついにはお吉を殺してしまいます

油屋での殺しの場は

凄惨でまさに油地獄のタイトルに相応しく

人間の暗部

感情の深いところがまさしくむき出しになる場面


 

今回は

「豊嶋屋逮夜の場」を上演予定

お吉を手にかけたあとの

与兵衛が描かれる注目の舞台

 

 

4月は是非

こんぴら歌舞伎に

 

 

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